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脳梗塞

脳梗塞は、日本人の全脳血管障害の患者様の4分の3を占めると言われている脳血管障害です。主に何らかの原因で脳血管が詰まってしまい、それによって酸素や栄養素を含む血液がその先に行き届かないことで様々な症状がみられるようになります。

具体的には、片麻痺(片側の手足の急に動かなくなる、同じ片側の顔面が麻痺する 等)、言語障害(呂律が回らない、言葉が出ない 等)、視覚障害(物が二重に見える、片目がみえにくい 等)、感覚障害(半身の感覚が鈍い 等)、平衡機能障害(めまい 等)などです。

心原性脳塞栓症

心房細動や弁膜症などの心疾患によって心臓内で血栓が作られ、それが脳の血管を閉塞することで発症する脳梗塞です。最近、多いと言われています。

脳血栓とは

脳の血管自体に動脈硬化が引き起こされることで血管が脆弱化し、それによって血管閉塞などが発生する脳血栓です。この脳血栓については、さらにアテローム血栓性脳梗塞とラクナ梗塞に分類されますが、前者は比較的太い血管で起きる動脈硬化が引き金となって発生します。一方の後者は脳内の細い血管が詰まることで起きます。

なおラクナ梗塞では、手足のしびれやめまいといった軽度なことが大半ですが、これを繰り返すと認知症やパーキンソン病の発症リスクが高くなります。アテローム血栓性脳梗塞の患者様では、運動障害や感覚障害のほか、失語、失認等の高次脳機能障害などもみられます。

治療について

時間が経過すればするほど病状を悪化させるので速やかに治療を開始し、血流を改善させる(詰まりを解消させる)ことが必要です。最近では、血管内カテーテルを用いた血栓回収療法などが急性期病院で行われています。

脳梗塞発症後は、再発の予防が最も大切です。抗血小板薬や抗凝固薬の継続、生活習慣病(高血圧症、糖尿病、高脂血症など)の管理、定期的なMRIやCTでの画像検査が重要です。